住友理工が受賞論文決定 学生小論文アワードで5作品

2024年11月25日

ゴムタイムス社

 住友理工は11月22日、「第10回SDGs学生小論文アワード」by住友理工の最終審査会を実施し、2賞計5本の受賞論文を決定したと発表した。審査委員長には昨年同様、高村ゆかり氏(東京大学未来ビジョン研究センター教授)を迎え、厳正な選考・審査を経て、決定したものとなる。
 募集テーマは、‟「オープンイノベーション」で社会課題を解決するには“。複雑化した社会課題を解決するためには、企業1社のノウハウや技術だけでは限界がある。他企業や自治体、大学、NPO等と連携する「オープンイノベーション」が重要となる。では、社会課題の解決と事業の収益性を両立するためには、どのような視点でオープンイノベーションに取り組めばよいのか。今後の社会、環境、経済の変化を踏まえて、学生ならではの独自の視点で具体的な方法を提案していただいた。
 大賞(最優秀賞と同格)は、儘田咲さん、庄野花衣さん、永瀬翔大さん(いずれも明治大学)の「プロデューサーシップで推進する地域のオープンイノベーション」と、岩永薫さん(東京大学大学院)の「『いえそだて』リビングラボ、市民との共創の『場』で実現する、市民主体型建築ストックマネジメント」の2本が選ばれた。
 なお、同社の経営Vision「2029年住友理工グループVision」の方向性の1つである「未来を開拓する人・仲間づくり」を強化して取り組んでいくために、後日、受賞者と審査委員、同社社長を含めた役員と意見交換の場を設ける予定となる。
 同社グループは、今回ご応募いただいた学生の方々の新鮮な意見を事業運営に生かし、今後も未来を担う若者の育成に貢献する活動を推進していく。

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