日本ゼオンは11月22日、CVCを運営する子会社Zeon Ventures Inc.を通して、高温超伝導マグネットを用いたステラレーター核融合装置を開発する米国スタートアップであるType One Energy Group, Inc.(以下、Type One Energy社)に投資したことを発表した。
Type One Energy社は、スーパーコンピューター、高温超伝導体および3Dプリンティング技術を活用して、ステラレーター方式による核融合発電装置の開発を進めており、今後10年以内に安定、安全かつ低コストで大量のエネルギーを安定的に供給できると期待される核融合発電の実装を目指す。
同社は、持続可能な社会への移行を加速させるため、Type One Energy社が求める素材の提供や新規開発を通じて、ステラレーター核融合装置の開発を支援する。また、将来のエネルギー課題の解決に繋がる可能性を秘めた核融合発電産業における事業機会を探索していく。
同社は、持続可能な社会への貢献と社会にとってなくてはならない製品・サービスの提供を目指し、今後も、重点4分野(「医療・ライフサイエンス」「CASE・MaaS」「情報通信(5G/6G)」「省エネルギー」)でスタートアップへ投資するとともに成長を支援し、「持続可能な地球」と「安心で快適な人々のくらし」に貢献していくとしている。