スペシャリティ・ケミカルズの大手専門商社のボド・メラー・ケミー社(本社ドイツ)が日本市場に参入した。
今年8月には日本法人「ボド・メラー・ケミー・ジャパンを設立。同社は都内に販売オフィスを拠点、名古屋方面で倉庫機能を備えており、日本全国のあらゆる顧客へ効率的にサービス提供を目指す。今後は日本の製造業(自動車関連、EV用バッテリー、エレクトロニクス、航空宇宙など)にアプローチすることで、アジア市場へのサービス提供を強化していく。
BASFやダウ、デュポン、エボニック、ヘンケル、メルクなどの名だたる化学メーカーと世界にまたがるパートナーシップを背景に、ボド・メラー・ケミー・ジャパンでは日本の顧客に多種多様な接着剤やシーラント、その他の特殊化学品ソリューションを提供していく。さらにこれらに加え、接着剤試験への対応など、同社ならではの技術コンサルティングとアプリケーション技術サービスを提供する方針だ。
同社グループのフランク・ハウクCEOは「日本は当社へ多くのビジネスチャンスをもたらす市場であり、日本へ大規模な投資ができることは大きな喜びだ。2015年以来、当社はアジア地域で毎年2桁の収益増を実現している。日本市場でもこれと軌を一にする成長を期待している」とコメントした。
できる地域を拡大して、 日本への事業拡大は、ボド・メラー・ケミー社がこれまで他のアジア市場で成功してきた事業に続くもの。今回の日本法人設立は、世界中への事業拡大に向けた同社の取り組みの一環としている。
2024年11月26日