クラレがスポーツ用品見本市に出展　サステナブル素材等紹介

　クラレは11月26日、12月３日～５日にドイツのミュンヘンで開催される国際スポーツ用品専門見本市「ＩＳＰＯ　Ｍｕｎｉｃｈ２０２４」に出展すると発表した。
　スポーツ用品のイノベーション創出やサステナビリティに貢献する同社グループの多彩な素材を２つのブース（テーマ展示ブース、クラリーノ事業部ブース）で紹介する。
　出展内容は、テーマ１では、高い耐久性に加え軽量化を実現する素材として、高い耐久性が求められるスポーツ用品部材に対し、軽量化を実現する製品を２つ（極細かつ高強度で、摩耗にも強い液晶ポリマー繊維〈ベクトラン〉と、ＴＰＵと比較し約30％軽量な、スチレン系熱可塑性エラストマー〈セプトン〉Ｑ-シリーズ）紹介する。
　テーマ２では、スポーツのパフォーマンスをより高める素材として、「防滑」「速乾」「衝撃吸収」を切り口に、同社グループの高い技術力で生まれた製品を３つ（優れたグリップ性能を有するリサイクル可能なスチレン系熱可塑性エラストマー〈セプトン〉と、ポリエステルの約１・８倍の速乾性能を持つシンジオタクチックポリスチレン（ＳＰＳ）繊維〈エプシロン〉と、広い温度範囲で高い振動減衰性と衝撃吸収性を発揮するスチレン系熱可塑性エラストマー〈ハイブラー〉）紹介する。
　テーマ３では、次世代の資源を守る素材として、再生原料やバイオ由来原料を使用した製品、リサイクル可能な製品、製造プロセス簡略化に貢献する製品を４つ、（リサイクルポリエステル糸を約30％含む、ポリエステル１００％の面ファスナー〈マジックテープ〉リサイクルタイプと、１００％リサイクル原料のポリエステルとナイロンでつくられた、マイクロファイバー〈ランプ〉エコタイプと、バイオ由来原料を用いた、スチレン系熱可塑性エラストマー〈セプトン〉ＢＩＯ-シリーズと、ＣＦＲＰの表面平滑性を高め、研磨工程の削減を可能にする表面平滑性付与シート（開発品））紹介する。
　クラリーノ事業部ブースでは、サステナビリティに焦点を当てたリサイクル資源から作られた人工皮革〈クラリーノ〉などのコレクションを紹介する。
　展示会名称は、ＩＳＰＯ　Ｍｕｎｉｃｈ２０２４、会期は２０２４年12月３日～５日、９時～18時（最終日は17時まで）、会場は、メッセ・ミュンヘン、ブースは、テーマ１ー３がＨａｌｌ　Ａ２、４４１、クラリーノ事業部がＨａｌｌ　Ａ３、３１９となる。

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