GfK/NIQ Japan 10月の販売速報 オールシーズンタイヤが24%増

2024年11月29日

ゴムタイムス社

 GfK/NIQ Japanは11月28日、全国のカー用品店、タイヤ専門店、ガソリンスタンド、ホームセンター、インターネットの販売実績データを元に、市場規模相当に拡大推計した自動車用タイヤ、エンジンオイル、バッテリーの販売速報を公表した。

 2024年10月の自動車用タイヤ販売は本数前年比3%減と微減であった。店頭では同4%増と微増であった一方、インターネットでは11%減と前年を割り込んだ。タイヤ全体のうち数量構成比45%を占める冬タイヤの販売が前年比ベースでは10%減であった影響が大きかった。特にインターネットでは本数前年比14%減、北海道の店頭では同11%減の落ち込みであった。こうした中、オールシーズンタイヤは同24%増と二桁成長を見せ、店頭では同38%増に至った。

 自動車用エンジンオイル販売は、販売量(リットル換算)ベースで前年比24%増と好調に推移した。販売形態別にみると、量り売りは販売量前年比39%増、缶売りは同7%増であった。4L缶の販売は数量前年比1%増で、店頭では同4%増であったものの、インターネットでは同19%減と前年を大幅に割り込んだ。粘度別では最も販売の多い0W-20は数量前年比3%減であったが、0W-16では同22%増、0W-30では同32%増と大きな伸長があった。

 自動車用バッテリー販売は数量前年比12%増と二桁成長であった。店頭では数量前年比2%増と微増であったことに対し、インターネットでは同25%増と大幅に伸長した。規格別にみると、B20が同29%増、B24が同14%増と全体をけん引した。また、EN規格も全体で数量前年比34%増と大幅な伸長を遂げており、LN1では前年同月の1・5倍を超えた。

 タイヤはカー用品店、タイヤ専門店(メーカー系列を除く)、ガソリンスタンド、インターネットを集計対象、エンジンオイル及びバッテリーはカー用品店、ガソリンスタンド、ホームセンター、インターネットを集計対象としている。

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