ブリヂストンは11月28日、work with PrideがLGBTQなどの性的マイノリティに関する取り組みを評価する「PRIDE指標」において、最高評価の「ゴールド」を7年連続で受賞したと発表した。
同社には、1931年の創業以来、第二の創業と位置付ける1988年の米国ファイアストン社の買収などを経て、グローバルで多様な人財を受け入れ多様性を育んできた歴史がある。2020年を初年度とする第三の創業においては、「サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社へ」をビジョンとして掲げ、変化が常態化する時代においても、人とモノの移動を支え続け、社会やユーザーの困りごとに寄り添い、解決することを目指している。
ビジョンの実現に向けて、持続的な価値創造基盤を構築していくためには多様性が不可欠であり、多様な人財の活躍こそが「Bridgestone E8 Commitment」を軸とした価値創造につながるという想いのもと、多様な人財が輝く企業文化の醸成、職場環境の整備に取り組んでいる。
LGBTQなどの多様な価値観を持った様々な人が働きやすい職場づくりに関する同社の具体的な取り組みは以下の4点。
1点目は、多様性やLGBTQを尊重する方針を明文化しグローバルでの共有。「グローバル人権方針」の中で、「性的指向」「性自認」「性表現」「家族構成」を含めた、いかなる立場を理由とする差別の禁止を明文化し、同社とユーザーに期待される行動を規定する。
2点目は、同性パートナーへの人事制度適用拡大。これまで法律婚だけでなく、異性の事実婚の従業員へも帯同転任旅費・社宅同居その他福利厚生の制度を適用してきたことに加え、同性パートナーを持つ従業員も等しく利用できるよう就業規程や一部の社内規程を改訂する。
3点目は、LGBTQへの理解を促進するための取り組みを継続。一部事業所の多目的トイレは、誰でも使えることをより明確化するためピクトグラムや配色を変更。また入社時研修や管理職研修、全従業員向けのeラーニング研修、任意参加の社外講師を招いた勉強会、映画上映会等を通じたLGBTQへの理解を浸透する。
4点目は、国内最大級のLGBTQ祭典への出展と周知を通じた社内の理解促進・風土醸成。同社の国内各事業所から集まったAllyコミュニティメンバーが中心となって、国内最大級のLGBTQの祭典「東京レインボープライド2024」へ参加し、LGBTQに関する同社の考え方やさまざまな取り組みをパネル展示で紹介。イントラネットにてAllyコミュニティへの参加者を募集している他、活動報告などを社内に周知する。
2024年12月02日