能登地震と羽田空港の航空機衝突事故で始まった2024年。国内外の金融政策の見直しにともなう為替相場の変動を受け、インフレ不安が続いた。ゴム産業を取り巻く状況は、主要業界の自動車業界は半導体の供給不足の緩和が進み、自動車生産は緩やかな回復基調で推移したため、国内・海外とも自動車関連のゴム部品は受注回復が進んだ。一方、半導体業界は生成AIなどデータセンター向けの部品需要が好調に推移したものの、全般的な回復までは至っていない。
海外では北米は底堅い成長が続くも、中国やアセアンでは、日系自
2024年12月09日