横浜ゴムは11月29日、地域でのカーシェアリングサポートや災害復興支援の一環として、乗用車用スタッドレスタイヤ184本を日本カーシェアリング協会に寄贈したと発表した。
寄贈タイヤのうち128本は同協会が本部を置く宮城県石巻市、56本は令和6年7月25日からの大雨災害の被災地である秋田県および山形県で車両に装着する。なお、石巻市でのタイヤの交換は自動車整備に関する授業の一環として、11月20~22日に石巻専修大学の学生たちにより行われた。
日本カーシェアリング協会は、東日本大震災の復興支援活動の一環として、震災直後の2011年4月から仮設住宅や在宅避難の方々を対象にカーシェアリングのサポートを開始。現在では地域でのカーシェアリングのサポートに加え、生活困窮者や地域振興のための車両貸し出しのほか、自然災害によって車を失ってしまった方々へ車を一定期間無料で貸し出す生活再建支援も行っている。同社は、同協会の活動に賛同し、乗用車用タイヤを寄贈する活動を2015年から行っている。
石巻専修大学では毎年春と秋のタイヤ交換のシーズンに合わせ、理工学部機械工学科自動車コースの授業の一環として、同協会の車両のタイヤ交換、オイル交換、点検作業などを実施する「学生整備プロジェクト」を行っている。
同社はサステナビリティ・スローガンとして「未来への思いやり」を掲げ、事業活動を通じた社会課題への取り組みにより、共有価値の創造を図っている。
2024年12月03日