リケンテクノスは11月29日、連結⼦会社のRIKEN VETNAM(本社:ベトナム)の設立10周年記念式典並びに塩化ビニル樹脂コンパウンド⽣産設備の増強完了に伴う竣工式を開催した。
同社グループでは、ASEANを重点地域と定め、シェア獲得とトップシェア分野の拡大を目指している。今後も成長が続くASEAN市場において、市場のニーズや製品供給による需要への対応等、ビジネス機会を着実に捉えるため、タイをはじめ新工場の稼働や新ラインの増設による生産体制の強化を進めている。
今回の生産設備の増強は、ベトナムにおける市場成長が見込まれることから、21年より計画を進めてきた。この度、新工場・新倉庫の建屋完成、各種設備の据付け工事が完了し、24年11月から稼働を開始した。今回の生産設備の増強により、年間生産能力は約1・5倍に増加する。ワイヤーハーネスを中心とした自動車用電線、一般電線用途の需要を取り込み、ベトナム市場での販売拡大を目指していく。
グループを代表し、常盤和明代表取締役社長執行役員は、「今回の新工場・新ライン増設により、リケンベトナムの更なる飛躍の準備が整ったことは大変嬉しい限りだ。ASEAN地域における主要拠点として更なる発展を期待する」と挨拶の言葉を述べた。また、東一宏リケンベトナム代表取締役社長は、「ベトナム市場のお客様はもとより、海外のお客様との取引を拡大し、今後も更に発展し続け、ビンズオン省の経済発展のため努力し、地域へ貢献し、社員ともども成長していく」と述べた。
11月22日に行われた設立10周年記念式典並びに新工場の竣工式には、ビンズオン省関係者や関係者が参加した。同社グループは、市場の需要動向に迅速に対応し、各拠点間の連携による安定した生産・提供体制を構築し、社会の発展に貢献していく。