PSジャパンがPS容器一部原料に バイオマス割当PSが採用

2024年12月04日

ゴムタイムス社

 PSジャパンは12月2日、ヤクルト本社が販売しているヤクルト類等で使用されるポリスチレン(PS)容器の一部原料として、同社のISCC PLUS認証に基づくマスバランス方式によるバイオマス割当PS(バイオマスPS)が採用されたことを発表した。

 ヤクルト本社は、2021年に「ヤクルトグループ環境ビジョン」を策定した。実効性のある取り組みを推進するため、合わせて「環境目標2030」とそれを達成するための「環境アクション(2021-2024)」を策定し、「容器包装の素材変更により環境負荷を低減」、「容器包装に植物由来の環境にやさしい素材を使用」する取り組みを推進している。
 同社は、バイオマス原料の供給を担う両親会社(旭化成・出光興産)の強固なサプライチェーンを有し、サステナブル(持続可能)な社会の実現に貢献するべく、バイオマスPSの展開並びにリサイクルの取り組みに注力している。
 今回、ヤクルト本社の「環境アクション(2021-2024)」の一つの取り組みとして、プラスチック容器包装の一部に弊社のバイオマスPSが採用されるはこびとなった。

 同社では、引き続きバイオマスPSの認知度向上に努めるとともに、環境問題へ高い関心を持つ顧客の共感を得ながら、普及に向けた取り組みを進めていくとしている。

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