松井製作所（大阪市中央区、松井宏信代表取締役）は、安定した吐出能力と高度な温度制御を実現する金型温度調節機「ＭＣ６シリーズ」４機種を２０２４年12 月に発売した。同機は、大型金型や多数取り金型に対応し、水管数や形状が複雑化し温度管理が難しくなった金型でも、ゆとりある吐出能力で安定した温度管理を可能にすることはもちろん、金型内の温度を厳密にコントロールすることにより、高品質な成形品の製造だけでなく、成形サイクルの短縮を通じたコスト削減にも貢献する。ＭＣ６シリーズは、金型温度管理の新たなソリューションとして成形品質の安定化に大きく寄与する。
ＭＣ６シリーズの商品特長は、①多様なニーズに応える多段式渦巻ポンプを採用、②高精細コントローラーで安定した温度管理を実現、③成形現場に配慮した筐体サイズ
１．多様なニーズに応える多段式渦巻ポンプを採用。①多様なニーズに応える多段式渦巻ポンプを採用では、ゆとりある流量で多様な成形条件に対応。信頼性の高い新型ポンプは低振動・低騒音で、ステンレス製のため防錆性にも優れている。
②高精細コントローラーで安定した温度管理を実現では、設定温度と現在の温度の差を補正する「ＰＩＤ制御（フィードバック制御）」を細かく実施している点。さらに、即応性の高い「ＳＳＲ（無接点リレー）」を用いたヒーター制御と、応答性に優れた「Ｋ熱電対」を温度センサーとして採用することで、高度な温度管理を実現する。。 ③成形現場に配慮した筐体サイズに関しては、内部レイアウトを見直し、本体の基本性能と機能性を損なうことなく小型化を達成。現場のスペース効率向上に貢献している。
なお、同シリーズはＭＣ６－ＨＰ－４０Ｈ１２０、ＭＣ６－ＨＰ－７０Ｈ１２０、ＭＣ６－ＨＰ－１００Ｈ１２０、ＭＣ６－ＨＰ－２５０Ｈ１２０の４種類となっている。
MC6 シリーズ
コントールパネル
