TOYO TIREは12月9日、同社が2030年に向けて設定した温室効果ガス排出削減目標がこのほど、Science Based Targets initiative(SBTイニシアチブ)より、地球温暖化による気温上昇を1・5℃以内に抑制するための科学的根拠に基づいたものとして評価され、「SBT認定」を取得したと発表した。
Science Based Targets (SBT)は、2015年の国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP21)で合意された「パリ協定」が定める水準と整合する温室効果ガス排出削減目標となる。同社が認定を取得したのは、2030年に向けた温室効果ガス排出削減の中期目標(Scope1・2・3)となる。
Scope1、Scope2での目標は、2030年までに、2019年比で総排出量を46・20%削減すること。Scope3(カテゴリー1)での目標は、2029年までに、購入した製品・サービスに関わる排出量の89・00%を占めるサプライヤーが科学的根拠に基づく目標を設定することとなる。
同社は「企業活動上のあらゆる働きがすべて社会と将来につながっている」という考えのもと、環境負荷の低減を事業活動の最優先事項の一つと位置づけ、グローバル規模での持続可能な社会の実現に貢献することをめざしている。今回のSBT認定取得を契機として、引き続き企業価値の向上と社会貢献を両立させる取り組みを一層加速していく。
2024年12月11日