GSIクレオスは12月12日、このたび、スイスに本社を置くCBD(カンナビジオール)のリーディングカンパニー・アストラサナ社の⽇本法⼈であるアストラサナ・ジャパンに出資し、同社との強⼒なパートナーシップのもと、⽇本国内でのCBD原料の卸販売を開始すると発表した。
CBD(カンナビジオール)は⼤⿇草に含まれる成分の⼀種だが、⽇本でも法律で使⽤が認められている安全な成分で、⼤⿇取締法にて規制されるTHC(テトラヒドロカンナビノール)とは異なる。⽣活を豊かにするという「QOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上」の⼀助として、2013年頃から欧⽶を中⼼に急速に認知が広まり、CBDを配合した製品が続々と登場した。
近年ではサプリメントや飲料、スキンケア製品など幅広い分野で利⽤が拡⼤しており、世界的に注⽬されている。調査会社によると、世界のCBD市場規模は2020年に27億7080万⽶ドルで、2021年から2028年の間に年平均成⻑率47・49%で成⻑し、2028年には557億9130万⽶ドルに達すると予測されている。
⼀⽅、CBDは合法でありながらも、⼤⿇由来成分であることや規制の基準が不明瞭であったことから、これまで⽇本国内においては取り扱いの難しさがあった。しかし、同⽇に施⾏された改正法によりCBD製品に許容される残留THCの閾値が明確に定められたことで、国内流通におけるCBD製品の⼀層の安全性と信頼性が確保されることとなった。
⽇本はCBDを⾷品原料および⾷品群として認める数少ない国であり、今回の法改正を機に、国内のCBD市場の活性化が期待されている。
アストラサナ・ジャパンは、「信頼と安全」をモットーにスイス原産のプレミアムCBD原料を⽇本国内で供給し、⼈々のQOLの向上を⽬指している。それは「次代の⽣活品質を⾼める」ために⽣活・健康分野に注⼒する同社グループの⽅針に合致していることに加え、国内CBDマーケットは今後の急成⻑が期待できることから、この度同社とパートナーシップを締結し、CBD販売事業に新規参⼊することとした。
今後は両社の強みを活かして、⽇本の新たな法規制に準じた安全で⾼品質なCBD原料を国内で安定的に供給し、国内CBD市場の発展と⼈びとの⽣活品質の向上に貢献していく。
また、⽇本市場の潜在ニーズを掘り起こし、CBD原料の新たな可能性を模索するとともに、原料販売にとどまらず、現在アストラサナ・グループが取り組むヒト向け・ペット向けサプリメント分野においても、同社グループのリソースを活⽤したOEM⽣産や最終製品の販売など、新たなビジネスモデルの構築を⽬指していく。
2024年12月13日