BASFは12月12日、ウルトラランニングと長距離用シューズのスペシャリストであるMount to Coastとこのたび、ランナーのための高性能かつ持続可能なソリューションを探求する戦略的パートナーシップを締結したと発表した。
革新的なミッドソールであるCircleCELLは、今回の提携が生み出した初のフットウエア技術となる。
同社の新しいバイオマスバランスecoflexをベースにしたこの新しいミッドソールは、パフォーマンスランニングシューズに広く使用されているポリエーテルブロックアミド(PEBA)製のミッドソールと同等のエネルギーリターンを示す一方で、90%もの耐久性向上を実現している。
ecoflex BMBでは、製造工程の初期段階で化石由来の原料を再生可能な原料に置き換えている。この再生可能な原料は有機廃棄物や残渣バイオマスに由来し、REDcert2およびISCC PLUSに従って認証されたマスバランス・アプローチによってecoflexに割り当てられる。
バイオマスバランスのecoflexは、パフォーマンスシューズが必要とする特性、とりわけ、耐久性を維持しながら、CircleCELLミッドソールの発泡を行う独自のプロセスにおいて再生可能な原料の使用量を増やすことで、Mount to Coastをサポートしている。同社の社内テストでは、ecoflex BMBは密度と反発性において他のミッドソール素材よりも優れていることが示されている。
ecoflex BMBは、同社の先駆的なフットウエアソリューションに完璧に適合する材料であり、より軽量で履き心地が良く、耐久性に優れたシューズをコスト効率よく生み出すためのバリューチェーン全体に対して貢献している。
2024年12月16日