新年、明けましておめでとうございます。皆様には健やかに新春を迎えられたこととお慶び申し上げます。平素より全日本プラスチック製品工業連合会の活動にご支援、ご協力いただき、心より感謝申し上げます。
2024年も様々な課題と変革の波が押し寄せた1年でしたが、皆様のご協力と献身的な努力により、業界として確かな一歩を刻むことができました。サステナビリティへの対応はもはや個別の企業だけではなく、産業界全体として取り組むべき重要な課題として認識しており、プラスチック業界においても、再生材料の活用、バイオマスプラスチックの普及、リサイクル技術の高度化といった分野で前向きな進歩が見られ、私たちプラスチック業界の社会的責任と競争力を両立させる方策がますます求められる時代になりました。
2025年は、環境への変化が一層加速する事が予想されます。各国での規制強化や新たな基準の導入が進む中、より高い環境基準に適合するための解決が急務です。DXの進歩も、業界のサプライチェーン全体に変革をもたらしており、プラスチック製品の設計段階から廃棄・再利用のプロセスまで、より効率的で環境負荷の少ない形態が求められていくと思われます。
さらに、2024年からの傾向として、カーボンニュートラルの実現が多くの企業にとって優先事項となり、プラスチック業界においても二酸化炭素排出量の削減を守るために、各企業がそれぞれの技術力を発揮しつつ、新たなバリューチェーン全体でのカーボンフットプリントの最小化は、業界全体の競争力を高めることになると思われます。
このような変革の時代において、私たちが何を目指し、どのように行動するかが、業界の将来を左右するといっても過言ではありません。経験、技術を共有し、より持続可能な社会の実現に向けて尽力する皆様をサポートする事が、全日本プラスチック製品工業連合会の使命であると強く感じております。
最後になりましたが、2025年も皆様にとって飛躍の年となることを心より祈念申し上げます。本年もどうぞよろしくお願い致します。