島津製作所は12月18日、「電池サプライチェーン協議会」(Battery Association for Supply Chain、以下BASC)と「水素バリューチェーン推進協議会」(Japan Hydrogen Association、以下JH2A)に参画したことを発表した。BASCは、電池サプライチェーンの国際標準化や電池エコシステム構築などの活動をする団体として、2021年4月に設立された。また、JH2Aは水素の需要創出や技術革新によるコスト削減などの課題解決を通じて早期に水素社会を構築することを目的として、2022年4月に設立された。
同社は、持続可能な未来を見据えた「プラネタリーヘルス」を追求し、4つの社会価値創生領域「ヘルスケア」「グリーン」「マテリアル」「インダストリー」を定めている。環境問題への関心が高まる中、リチウムイオン電池をはじめとする蓄電技術の発展・高度化や、CO2を排出しないクリーンエネルギーである水素の利活用の推進は、脱炭素社会の実現に欠かせない。同社は蓄電技術や水素関連の研究・開発に、強みである分析・計測の技術・製品を提供して関連企業との連携を進めている。引き続き、電池サプライチェーンや水素バリューチェーンに貢献し、脱炭素社会の実現へ取り組んでいくとしている。