三井化学ら開発の3D部品採用 タイ耐久レースでペースカーに

2024年12月23日

ゴムタイムス社

 三井化学と同社の子会社であるアークは12月19日、2社で共同開発したダイレクトペレット式3Dプリンティング部品と、同社が開発した一方向性炭素繊維強化ポリプロピレン樹脂シート「TAFNEX CF/PP」が、TCD ASIAが企画したTOYOTA FORTUNERをベースにしたペースカー「TOYOTA HyperーF CONCEPT」に搭載されたことを発表した。

 「TOYOTA HyperーF CONCEPT」は、TCDーAのモータースポーツ事業におけるレーシングフィールドで培った走破性能、空力性能を踏まえたスタイリングデザインを採用した高機能コンセプトモデル。新素材の活用により、更なる軽量化も実現した。スポーツシートを4座配置することで、2シーターでは味わえない新しい愉しみ方を創造する。
 タイ・バンコクにて6月に開催された「バンコクオートサロン2024年」での初展示以降、コンセプト検証(PoC)を実施し、実走行可能なモデルとしてタイ・ブリーラム県にあるチャーン・インターナショナル・サーキットにて12月21~22日に開催されるIDEMITSU SUPER ENDURANCE 25HRS(タイ25時間耐久レース)でペースカーとして走行する。

 今回のモデルでは、TAFNEX CF/PPはフードエアダクト、フロントバンパーの一部の加飾部品及び空力部品であるアンダーパネルに、ダイレクトペレット式3Dプリンティング部品はフードエアダクトのベゼル(枠)部品とリアオーバーフェンダーに搭載されている。

「TOYOTA HyperーF CONCEPT 」

「TOYOTA HyperーF CONCEPT 」

ビラサーキットでの事前走行テストの様子

ビラサーキットでの事前走行テストの様子

 

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