■ 新年インタビュー
エラストマー企業であり続ける
日本ゼオン 豊嶋哲也社長
24年は徳山地区においてシクロオレフィンポリマー(COP)の新プラント建設決定や一部の汎用ゴムの生産停止方針を打ち出した日本ゼオン。新事業の進捗状況やエラストマー事業の将来性について豊嶋哲也社長に語ってもらった。
◆24年を振り返って。
能登半島地震では、富山県にある高岡工場と氷見二上工場ならびに関連会社の事業所が被災した。特に氷見二上工場は大きな被害を受け、3ヵ月製品が出荷できなくなる事態に陥った。ただ、工場の従業員の皆様方のご苦労もあり、当初の予定よりかなり早く工場の稼働を再開した。
また、24年は中国経済が停滞していることが明らかになり、業績にも少なからず
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