バンドー化学が12月稼働開始 タイの工場屋上に太陽光発電

2024年12月24日

ゴムタイムス社

 バンドー化学は12月23日、2050年までに同社グループのCO2排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラル実現に向けて、クリーンエネルギーの活用などを推進しているが、この取り組みの一環として、タイのBando Manufacturing (Thailand)の工場屋上に太陽光発電システムを設置し、12月から稼働を開始したと発表した。
 設置場所は、Bando Manufacturing(Thailand)、発電能力は、1198kW、年間発電量(予測)は、1年当たり1620MWh/年(工場使用電力の約11・7%に相当)、CO2削減量は、1年当たり約828tーCO2となる。
 Bando Manufacturingの工場では、2021年5月に発電能力998kWの太陽光発電システムを導入しており、今回導入したシステムと合わせると同社工場の電源構成における太陽光発電の比率は約21・3%に相当し、CO2削減量は1年当たり1546tーCO2(同社工場全体で約10・5%の削減)となる。
 同社グループにおいては、国内全工場のほか、インドのBando(India)、中国・天津のBando Belt(Tianjin)、スペインのBando Ibericaへの太陽光発電システムの導入など、クリーンエネルギーの活用を積極的に進めている。今後も引き続き、CO2排出量の削減など気候変動への対応を進めていく。

太陽光発電システム

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