GfK/NIQ Japanは12月24日、全国のカー用品店、タイヤ専門店、ガソリンスタンド、ホームセンター、インターネットの販売実績データを元に、市場規模相当に拡大推計した自動車用タイヤ、エンジンオイル、バッテリーの販売速報を公表した。
2024年11月の自動車用タイヤ販売は本数前年比2%増と微増であった。店頭では同3%増であったものの、インターネットでは前年並みに留まった。タイヤ全体のうち冬タイヤの数量構成比は70%を占めた。冬タイヤの本数前年比は1%増でやや前年を上回り、インターネットでは本数前年比7%増であった一方、店頭では同2%減であった。オールシーズンタイヤは同23%増と二桁成長を見せており、店頭では同47%増と大幅な伸長を遂げた。
2024年11月の自動車用エンジンオイルの4L缶販売は数量前年比9%増と堅調で、店頭では同13%増であったが、インターネットでは同16%減と前年を大幅に割り込んだ。粘度別にみると、0Wー20は数量前年比5%増となり、0Wー16では同27%増、0Wー30では同29%増に達した。ベースオイル別では、鉱物油が数量前年比16%であったことに対し、全合成油では同4%増に留まった。
2024年11月の自動車用バッテリー販売は数量前年比22%増と大幅な伸長を見せた。店頭では数量前年比14%増、インターネットでは同33%増と至った。対応する自動車のタイプでは、最も販売数量の多い通常車(標準車・充電制御車)専用のバッテリーが数量前年比16%増、アイドリングストップ車専用が同10%増であったことに対し、アイドリングストップ車・通常車兼用が同48%増と著しい増加が見られた。