2025年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年は、中国EV攻勢などによる自動車業界構造変化や、欧州・南米を中心とした廉価輸入品増などの「新たな脅威」への対応が求められる厳しい事業環境の中、経営・業務品質の向上を最優先課題に掲げ、事業再編・再構築(第2ステージ)へ着手しながら、現物現場で「価値創造へ、よりフォーカス」した年でした。
2025年は、経営の3軸である「過去の課題に正面から向き合い、先送りしない」、「足元をしっかり、実行と結果に拘る」、「将来への布石を打つ」は変えずに、引き続き経営・業務品質の向上を最優先としながら、「価値創造へ、よりフォーカス」するとともに、「守り」と「攻め」の両輪で経営を推進していきます。
自動車、及びタイヤ業界における構造変化の加速が見込まれる環境において、「守り」を優先し、ビジネス体質を強化していきます。事業再編・再構築(第2ステージ)についても、もう一段強化し、強いビジネス体質の構築を図ります。また、2025年以降も見据えて、「断トツ商品」の拡大や生産財系BtoBソリューション(鉱山、航空、トラックバス系ソリューション)の拡充、サステナブルなグローバルモータースポーツを軸とした「サステナブルなプレミアム」ブランドの構築など、着実に「攻め」の活動も推進していきます。「守り」と「攻め」の活動により、将来の成長に向けた道筋を切り拓き、「強いブリヂストン」への進化と稼ぐ力の強化を進めることで、中期事業計画(2024ー2026)の最終年である2026年ー「真の次のステージ」に向けて、グローバルで歩を進めます。
ブリヂストンは、使命である「最高の品質で社会に貢献」の下、「2050年 サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社へ」というビジョンの実現に向け、経営課題に正面から向き合い、熟慮断行していくとともに、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」を価値創造の軸として、従業員、社会、パートナー、お客様と共に、持続可能な社会を支えることにコミットし、常に前進していきます。
本年も皆様の一層のご指導、ご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。