■ 新年インタビュー
更なるグローバル化推進
ニッタ 石切山靖順社長
中長期経営計画「SHIFT2030」のフェーズ1が24年度に最終年度を迎えるニッタ。24年度上期やグローバル展開の方向性、25年度の見通しについて石切山靖順社長に聞いた。
◆24年度上期業績は。
業界によってバラツキはあるが、メインとする半導体業界向けは24年初頭から上向いてきた。すべてが良い状態とはいえないが、半導体向けが利益面をけん引している。
その結果、24年度上期業績は、売上高は443億5400万円で前年同期比1・3%増、営業利益は25億6300万円で同1・5%増となった。材料費やエネルギーコストの上昇が継続するなかで、当社も価格転嫁を進めてはいるものの、すべてをカバーできてはおらず、利益は厳しい。また、持ち分法適用会社のニッタデュポンとゲイツ・ユニッタ・アジアは
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