【新年インタビュー】朝日ラバー 渡邉陽一郎社長

2025年01月14日

ゴムタイムス社

■ 新年インタビュー

「駆け抜ける・駆け上がる」年に

朝日ラバー 渡邉陽一郎社長

 第14次3ヵ年中期経営計画の3年目を迎える朝日ラバー。渡邉陽一郎社長に24年の振り返りや今後の方針などを聞いた。

 ◆24年を振り返って。

 「駆け上がる」をスローガンとし、自分たちから大きく変えていくことをテーマに活動をしてきた。 車載関連では福島工場と白河工場で光学製品と機能製品を別々に製造していたが、より顧客への提案力を向上させるために両工場で機能製品を製造できるようにするなど生産体制の組み換えを実施した。安定した生産体制を変更することにはリスクもあるが、2030年に向けた長期ビジョンの将来像に照らし合わせると今までと同じ延長ではなく、新しい製品を取り入れ、新しい柱を作る必要がある。昨年はその先に向けて大きく変わり始めた1年となった。24年度上半期において営業利益ベースでマイナスになったのは、工場の合理化や新規開発製品の立ち上げなど上期に集中して投資を行ったためだ。将来的には大きくプラスになる投資だと認識している。

 ◆各事業の状況は。

 当社は光学事業、医療・ライフサイエンス事業、機能事業、通信事業の4事業を展開している。光学事業では「ASA COLOR LED」などの車載関連は、EV車の台頭による日系自動車メーカーでの販売不振などの影響を受け受注は減少した。
 医療・ライフサイエンス関連では、昨年8月に医療機器・医療機器用製品販売子会社として、朝日フロントメディックを設立した。販売会社は、医療・ライフサイエンス事業の業容を拡大していく

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