住友ゴム工業は1月8日、米国のGoodyear(グッドイヤー)社から欧州・北米・オセアニア地域における四輪タイヤのDUNLOP(ダンロップ)商標権等について譲渡契約を締結したと発表した。取得額は5億2600万米ドル(約826億円)。
同社グループは1980年代に各国のダンロップを買収し、日本に加えて、欧州・北米でダンロップブランドのタイヤを生産していた歴史を持つ。ただ、2015年にグッドイヤー社とのグローバルアライアンスを解消して以降は、日本・アジア市場はダンロップとファルケンの2ブランド、欧州・北米・オセアニア市場はファルケンブランドを中心に展開してきた。
今回の商標権取得に伴い一部の地域や商材(インド、マレーシア、シンガポール、ブルネイ、モーターサイクルタイヤはインド、欧州、オセアニア地域)を除き同社がグローバルにダンロップブランドでの商品展開が可能になる。今後はダンロップブランドを同社の基幹ブランドに位置付け、タイヤ事業とスポーツ事業の共同でブランド強化活動を推進する。
1月8日に開いたオンライン会見で山本悟社長は「ティア1プレミアムカテゴリーにおいて、ダンロップブランドでの当社独自
2025年01月09日