ピレリが公式パートナーに　２０２５年全豪オープンから

　ピレリは１月９日、今年から、全豪オープンの公式タイヤパートナーとなったと発表した。
　全豪オープンテニス選手権２０２５は、１月12日にメルボルンで開幕する。モータースポーツ、サッカー、セーリング、スキーに続き、同社はテニスにも参入し、世界中でブランドを宣伝するための注目度の高いショーケースとなるパートナーシップを通して、グランドスラムをサポートする。
　同社ＣＥＯアンドレア・カザルーチ氏は、「全豪オープンは世界レベルで関心が高いため、ピレリにとって、認知度を高める非常に重要な機会となる。特に、このスポンサーシップは、高級車が集中する市場であるオーストラリアにおける、当社のブランド認知度を高めるのに役立つ。まさにこのトーナメントの開催地であるメルボルンには、２０１９年にＰｉｒｅｌｌｉ　ＰＺｅｒｏ　Ｗｏｒｌｄをオープンした。これは、現在全世界で４都市にしか存在しない当社のフラッグシップストアモデル」とコメントしている。
　テニス・オーストラリアチーフ・コマーシャル・オフィサー　セドリック・コーネリス氏は、「ピレリが全豪オープンの公式タイヤパートナーになったことを大変嬉しく思う。ピレリは革新とパフォーマンスの代名詞であり、世界最高峰のテニスイベントの１つにふさわしい存在。ピレリがグランドスラムへの最初の投資として全豪オープンを選んだことを大変嬉しく思う」とコメントしている。
　同社とテニスのつながりは、同社がテニスボールの製造を行っていた１９３０年～１９７０年代までさかのぼる。スポーツへの情熱は常に同社の歴史を特徴づけてきた。そのことは、サッカー、セーリング、スキーなど、さまざまな競技への参戦でも示されている。モータースポーツにおける同社は、１９０７年から参戦しており、現在ではＦｏｒｍｕｌａ１という最高峰レベルをはじめとした、３５０を超える競技に参加している。