ミズノは1月14日、主に建設業や運輸業などの現場作業者向けに、同社のワークシューズ史上最軽量モデル「オールマイティ エルエルイチイチエル」を、同社ワーク品を取り扱いする全国の作業用品専門店やホームセンター、同社公式オンラインなどで1月20日に発売すると発表した。
「オールマイティ エルエルイチイチエル」は、作業の安全性を確保するために、耐滑性や耐久性などの機能は維持しつつ、シューズを構成するパーツ数を削減し、従来の硬質樹脂先芯よりも軽い先芯を採用することで軽量化を図っている。さらに、ミッドソールを薄くし、ラバーの領域も最小限に抑えたアウトソールを採用するなど、設計パターンや素材の見直しを行った。その結果、同社従来品である軽量ワークシューズ「オールマイティ LSⅡ11L」より約17%軽い、26・0cm片方で約295gという、まるでランニングシューズのような軽さを実現した。
同社は、このワークシューズ史上最軽量モデル「オールマイティ エルエルイチイチエル」で、現場作業者の足元から支え、労働環境改善をサポートする。「オールマイティ エルエルイチイチエル」の販売目標は3万足となる(発売から1年間)。
「オールマイティ エルエルイチイチエル」の特長は3つ。1つ目は、軽さに特化した設計のアウトソールを採用している点。「オールマイティ エルエルイチイチエル」は、軽さに特化したアウトソールを採用している。耐久性や耐滑性など、JSAA規格A種の基準は満たしつつ、アウトソールのラバー領域を最小限にとどめることで、従来アウトソールと比べて軽量化を実現した。また、ミッドソールも軽量化のため薄い設計となっているが、厚さや材料を調整することで、地面からの突き上げや、クッション性にも配慮している。
2つ目はアッパー部のメッシュ比率が高く、蒸れにくい点。「オールマイティ エルエルイチイチエル」は、軽量化のためアッパー部のメッシュ比率を高くしている。その結果、シューズ内が蒸れにくい設計になっている。また、傷つきやすいつま先には耐久性のある人工皮革で補強することで、アッパーの耐久性にも配慮している。
3つ目は、クッション性に優れたソール設計で履き心地を追求している点。
「オールマイティ エルエルイチイチエル」は、踵部のクッション性を高める『セル構造』を搭載したミッドソールを採用している。『セル構造』は複数の独立した突起状設計で各セル同士に隙間を持たせている。隙間により荷重時に各セルがたわむことで、クッション性を高めている。
2025年01月15日