豊田合成は1月17日、建築現場での作業の効率化につながる、3Dプリンタを活用したプラスチック製のコンクリート型枠を製造・販売する株式会社DigitalArchiに出資したことを発表した。
デジタルアーキは、建築業界の課題である人手不足解消などへの貢献を目指し、一般的に職人が木で製作・施工するコンクリート造成用の型枠を、3Dプリンタで製作することにより、現場での作業負荷の軽減と効率化を進めている。型枠の材料に再生プラスチックを使用することで、資源循環による脱炭素社会の実現にも取り組んでいる。
同社では環境負荷低減の一環として、主力である自動車用プラスチック製品などのリサイクルを進めている。塗装・めっきなどが施された加飾製品の中には、現時点ではリサイクルが困難な製品があり、デジタルアーキとの連携を通じて、型枠の材料としての活用を検討していくとしている。