フコク物産 新年会開く

2012年01月23日

ゴムタイムス社

   フコク物産の新年賀詞交歓会は19日、午後5時から東京・高輪の品川プリンスホテルで開催され、取引先、商業者代表ら約170名が出席し盛大に開催された。  冒頭、あいさつに立った木部清敬社長は「昨年は自動車関係では震災後の自動車生産の回復で9月以降、大増産が想定されたが、超円高、タイの洪水の影響により、最高を記録するには至らず、むしろお客様の空洞化がはっきりしてきた。価格破壊が進行することを強く実感し、それにどうアジャストしていくか苦労している。 
 情報機器営業ではほとんどがすでに空洞化、需要はシュリンク気味。建設機械は世界全般では需要があり、後半は巻き返してきている。海外事業は原価アップや為替の影響により収益は厳しい。今期業績は、今現在、わずかながらの減収、減益だが、なんとか期末までには前年並みの業績までに戻したいと思っている。 また、物流事業では昨年末に九州に新センターを設立、立川事業所を閉鎖し、今年の8月には埼玉に新センターが立ち上がる予定で現在建設中。現在、F15V活動を推進しているが、今年は変えよう意識、変えよう行動をスローガンに掲げた。当社では開発企画営業部や特販営業部を設立し、今まで未開拓であった国内市場やお客様でPRをしていなかった商品などの展開を図り、実績につなげる活動を継続している。さらに行動改革を進め、皆様のご支援、ご協力を頂戴し、今まで手付かずであった国内市場、新興国市場へ挑戦していきたいと考えている」と抱負を述べた。

   新本社ビルを建設へ

 引き続き乾杯の音頭に立った木部社長は「現在の当社本社を取り壊し、跡地に新本社ビルを建設する。新本社ビルは立川事業所の売却益を建設費に充当、現本社地区は災害避難地区に指定されており、震度7にも耐えうる耐震補強ビルとなる。臨時のビルを近場に探し、今年3月に引越し、来年5月の新ビル完成後、新本社ビルに入居する」と新本社ビル建設計画を明らかにした。

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