東部ゴム商組、新年会開催 創意工夫で組合活動を活性化

2025年01月24日

ゴムタイムス社

 東部工業用ゴム製品卸商業組合(塩谷信雄理事長)は1月22日、帝国ホテルにおいて組合商工・関連団体新年会を開催した。当日は会員並びに賛助会員、関連団体の代表ら約230名が出席して盛大に執り行われた。
 冒頭、新年を祝う挨拶で塩谷理事長は、組合企業を取り巻く昨年の事業環境を振り返りつつ、組合活動では、1人でも多くの組合員が各行事に参加してもらうべく新たな挑戦を行ったと述べた。その上で、昨年実施した大きな3つの出来事を紹介した。一つ目は組合事務所を昨年5月に移転したこと、2つ目は夏の伝統行事の野球大会の開催時期を選手の健康面を考慮し、3月に変更したこと、3つ目は、今まで周年行事で行っていたゴルフ大会を通年行事として「第1回東部ゴム商組ゴルフ会」を10月に開催したことを説明した。
 続いて塩谷理事長は組合員に対し、東部ゴム商組共済会のグループ保険の加入を呼びかけた後、「この新年会を皮切りに、3月には第47回野球大会、6月には隔年で開催をしている製品展示説明会を産業貿易センター浜松町で開催する。そのほか勉強会や見学会など創意工夫を凝らしながら、さらに組合活動を活性化させたい」と力強く語った。
 続いて、本年の組合綱領「変化と伝統を両立し新たな時代に向かっていこう」が塩谷理事長から発表された。創案はヤマカミの髙山浩一氏。
 次に来賓を代表し挨拶に立った日本ゴム工業会の山石昌孝副会長は「日米欧でバッテリーEVの進捗が遅延し、その代替として、ハイブリッド車を手掛けるトヨタの独り勝ちが続くことが想定される。これを猶予期間と捉え、来たる自動運転や電動化への対応の好機として、変化を行ったところに輝く未来が訪れるだろう」などと話し、「世界情勢が不安定化するときこそ、生産販売が協力することが今まで以上に大切だ。今後とも東部ゴム商組さまと日本ゴム工業会がより一層親密な関係になることを期待している」と述べた。
 乾杯の挨拶を行った山上茂久相談役理事は「このように大勢の方に来ていただき、特に賛助会員のメーカー様と我々組合員が一堂に会する有意義な新年会を開くことができてうれしく思う。トランプ大統領が就任し、今年は何が起きるかわからない年になるかもしれないが、商工一体でこの難局に打ち勝ち、発展を続けたい」と述べ、新年会がスタートした。手締めの挨拶は前田淳副理事長が行い散会した。

塩谷理事長

日本ゴム工業会山石副会長

山上相談役理事

綱領が発表された

前田副理事長

 

 

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