住友理工がフレイル評価アプリ導入 小牧市の健康増進施設へ

2025年01月24日

ゴムタイムス社

 住友理工は1月22日、2025年1月に愛知県小牧市にオープンした健康増進施設「ヘルスラボ・こまき」にて、同社のフレイルチェックシステムが導入されたことを発表した。このたび、同施設内に常設されたことで、測定会を待つことなく、希望者がフレイルチェックを測定することが可能となった。

 「ヘルスラボ・こまき」は、子どもからお年寄りまで、全世代を対象に健康づくりやフレイル予防に取り組むための気づきやきっかけを提供する施設。また、社会課題の解決策を考える民間企業と市民をつなぐ、健康づくりに関する共創の拠点を目指している。施設内には、血圧・圧力測定をはじめとしたフレイルチェック各種測定エリアや、情報・交流エリア、イベント開催や講座の実施が可能なフリースペースが設けられている。フレイルチェックでは、同社が開発したフレイルチェックシステムおよびSRセンサ技術を活用したクロステスト(前後左右への重心移動を測るテスト)が導入されている。

 同社は、2021年1月に小牧市と締結した「健康づくり等の推進に係る包括連携協力に関する協定」に基づき、同年10月から同社のフレイルチェックシステムを活用した「フレイルチェック測定会」を同市と協働で実施している。これまでに、同市に暮らす60歳以上の市民約540名に対して、フレイル予防の普及啓発および気づきの支援を行ってきた。

 同社グループは、経営ビジョンで描いたありたい姿「理工のチカラを起点に、社会課題の解決に向けてソリューションを提供し続ける、リーディングカンパニー」を実現すべく、新たな事業共創に向けて自治体や企業・市民団体等との協働に積極的に取り組んでいる。今後も、グリーンで快適な未来社会に向けて、コアコンピタンスである「高分子材料技術」「総合評価技術」を起点に、会社の枠を超えた連携によって健康で持続可能なまちづくりの実現に貢献していくとしている。

開所式テープカットの様子

開所式テープカットの様子

施設内でのクロステストの様子

施設内でのクロステストの様子

 

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