豊田合成がアシックスと企画 ハンドルの革端材でスニーカー

2025年01月28日

ゴムタイムス社

 豊田合成は1月27日、ハンドル製造過程で発生する革の端材を活用したスニーカー「SKYHAND OG」を、大手スポーツ用品メーカーのアシックスと共同企画したことを発表した。本製品は2025年2月1日より、アシックスのオンラインストアなどで購入できる。

 同社は、リサイクルの難しいエアバッグ生地やハンドルの本革の端材をバッグやペンケースなどに生まれ変わらせるエシカルブランド「リーズ」の各種商品の販売を進めることで、廃棄物のさらなる低減を図っている。一方、アシックスは、シューズやスポーツウェアにリサイクル材などの活用を推進している。両社は、持続可能な社会の実現に向けた共通の理念のもと、業界の垣根を超えた協業を進めている。

 今回の企画は、エアバッグ端材を活用したスニーカー発売(2023年1月)に続く、アシックスとの2回目のコラボレーション。ベトナムの同社工場で発生するハンドルの打ち抜き端材を素材とし、アシックスがベトナムで製造することで、廃棄物だけでなく端材輸送時のCO2を削減している。また、端材を無駄なく活用するため、小さなピースをパッチワーク状に組み合わせるなど、独自の工夫も取り入れている。

「SKYHAND OG」

「SKYHAND OG」

ハンドルの縫い目をイメージしたデザインを採用

ハンドルの縫い目をイメージしたデザインを採用

端材をパッチワーク状に組み合わせアッパー部分に活用

端材をパッチワーク状に組み合わせアッパー部分に活用

 

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