日本自動車タイヤ協会は1月28日、警察、運輸支局、高速道路会社、自動車及びタイヤ関連団体と協力し、2024年(1月~12月)に全国で39回の路上タイヤ点検を実施し、このほどその結果をまとめたことを発表した。
実測によるタイヤ点検の結果をみると、「空気圧不足」が44・5%と整備不良率でワースト1位となっている。
空気圧不足のタイヤで走行すると、燃費の悪化やタイヤ寿命の低下を招く他、バーストの危険性もある。
同会では今後も引き続き、年間を通してのタイヤ点検実施等の安全啓発活動を展開していくこととしている。
タイヤ点検を行った車両は、高速道路(含、自動車専用道路)221台、一般道路885台の合計1106台。
実測によるタイヤ点検の結果、点検車両346台のうち、タイヤに整備不良があった車両は171台、不良率49・4%となっている。尚、道路別にみると、高速道路のタイヤ整備不良率は36・8%、一般道路では64・7%という結果となっている。
タイヤの整備状況を項目別にみると、不良率1位は「空気圧不足」で44・5%、次いで「偏摩耗」2・9%の順となっている。
タイヤの整備状況を車両グループ別に見ると、「乗用車」48・9%、「貨物車」53・3%が整備不良となっている。
「特種車」を含めた全体では、49・4%となっている。
車両グループ別・項目別ワースト1位は、乗用車「空気圧不足」43・8%、貨物車「空気圧不足」で53・3%となっている。