ブリヂストンが新車装着 ヤマハのTRACERシリーズに

2025年01月30日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは1月28日、ヤマハ発動機のモデルチェンジしたスポーツツーリングモデル「TRACER9」「TRACER9 GT」「TRACER9 GT+」の新車装着用タイヤとして、「バトラックス スポーツ ツーリング ティーサンニー」を納入することを発表した。

 「TRACER9」「TRACER9 GT」「TRACER9 GT+」は、高いスポーツ性と実用機能を備えたスポーツツーリングモデル。その中でも、ヤマハのツーリングカテゴリーのフラッグシップモデルである「TRACER9 GT+」は、クラッチレバーやシフトペダルの操作が不要な自動変速トランスミッション「YーAMT(Yamaha Automated Transmission)」を新たに備え、先行車に追従走行する機能「ACC(Adaptive Cruise Control)」との組み合わせにより操作負担を大幅に軽減。スポーツツアラーとしての走行をより快適にしている。

 これまで同社は、長年にわたる共創において、ヤマハが様々な車両を通じて提供する価値の実現にタイヤ開発・装着により貢献してきた。今回、「TRACER9」「TRACER9 GT」「TRACER9 GT+」に装着される「BATTLAX SPORT TOURING T32」は、同社の高い技術を結集・追求した「断トツ商品」。接地全域での粘着域を増加させることで確かな接地性と、排水性を高める「パルスグルーブ」の採用により接地面積を安定させ、ウェットトラクション性能を向上させている。さらに、内部構造の最適化を組み合わせることでドライやウェットなど様々な路面での接地感を高め、ロングツーリングに求められる安定性と耐摩耗性が向上、加えてコーナリングでのグリップ性の向上により、当該モデルの走りのパフォーマンスに貢献する。

 同社は、レースを「走る実験室」として位置づけ、モータースポーツという極限で磨かれた技術を「From Circuit to Street」のコンセプトのもと、市販用タイヤの技術開発につなげている。モータースポーツ活動を通じて「断トツ商品」を次のステージへ進化させ、モーターサイクル用プレミアムタイヤ事業のグローバルプレミアムニッチ戦略を強化している。また、安心・安全で楽しいモーターサイクル文化の発展に貢献し、10年後、20年後にも「走るわくわく」を提供し続けることで、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」で掲げる「Emotion 心動かすモビリティ体験を支えること」にコミットしていくとしている。

「バトラックス スポーツ ツーリング ティーサンニー」フロント

「バトラックス スポーツ ツーリング ティーサンニー」フロント

「バトラックス スポーツ ツーリング ティーサンニー」リア

「バトラックス スポーツ ツーリング ティーサンニー」リア

 

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