レゾナックは2月3日、同日付で、二次電池外装材・食品包装材などを手掛ける完全子会社のレゾナック・パッケージングの全株式を大日本印刷へ譲渡したと発表した。
対象会社は、二次電池向け外装材製品並びに食品包装材・食品容器等の製造及び販売に係る事業を行ってきた。
同社グループは、「統合新会社の長期ビジョン(2021~2030)」で示した通り、世界トップクラスの機能性化学メーカーとして、持続可能な社会への貢献を目指している。その実現に向けて、継続的にポートフォリオの見直しをはかることで、持続的な成長を追求している。
このビジョンに基づき、最適な経営資源の配分および事業ポートフォリオマネジメントを検討する中で、同事業の在り方について、あらゆる選択肢を慎重に検討した。その結果、同事業についての豊富な知見と実績を有するDNPのもとで事業拡大を図ることが、各ステークホルダーにとって最適であると判断し、同株式譲渡を推進することを決定した。
DNPグループの一員となり、同社事業とのシナジーを追及することにより、更なる付加価値の提供が実現できるものと確信している。
なお、同譲渡による同社業績への影響は軽微とみている。
譲渡対象は、対象会社発行済み全株式(100%)、同株式譲渡実行日は2025年2月3日、対象会社はレゾナック・パッケージング、本社所在地は、滋賀県彦根市清崎60、代表取締役社長は飯島聖好氏、事業内容は、二次電池向け外装材、食品包装・容器等の製造及び販売、資本金は17億円、設立年月日は1959年10月1日となる。
譲渡先の名称は、大日本印刷、本社所在地は東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号、代表取締役社長は北島義斉氏、事業内容は、スマートコミュニケーション、ライフ&ヘルスケア、エレクトロニクス事業、資本金は1144億64百万円、設立年月日は1894年1月19日となる。
2025年02月06日