日本プラスチック機械工業会 新年会開く

2012年01月23日

ゴムタイムス社

   日本プラスチック機械工業会は19日、東京・丸の内の東商スカイルームで新年賀詞交歓会を開催した。同会には約60名が参加した。
 依田穂積会長(日精樹脂工業㈱)は年始のあいさつで「昨年を振り返ると大震災によるサプライチェーンの崩壊、節電対応による変則勤務、ヨーロッパ信用不安から円高、そして、タイの洪水という一企業の努力だけではどうにもならない、本当に予測不可能な大きな波に翻弄されながら短期間の内に劇的な変化を求められた年だったと感じている。その厳しい状況の中で、当初IPF2011の開催も危ぶまれるような声もあったが、なんとか開催することができ、事務局や関係者各位の大変な尽力により成功裡に終わった。
 また今年は中国の預金準備率の引き下げ等で、金融緩和による新たな設備投資が必ず進むと考えている。また北米市場の上昇もあり、自動車関連、医療機器関連の設備投資も進むと言われている。この大きな流れをうまくつかむことが今年の勝負になると確信している。我々は日本の製造業として誇りをもち、現在行われている厳しい環境をチャンスと捉え、他ではまねのできない独創と技術を駆使し、他の追従を許さないものづくりをしていく覚悟で臨んでいきたい」と述べた。この後、松井宏信副会長(㈱松井製作所)らが壇上にあがり乾杯の挨拶。次に新年のスタートを祝う懇親パーティに移った。

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