住友化学の25年3月期第3四半期連結決算は、売上収益が1兆9048億3300万円で前年同期比5・4%増、コア営業利益は600億6500万円(前年同期は1138億6600万円の損失)、営業利益は1454億3400万円(前年同期1606億3400万円の損失)、四半期利益は285億8100万円(前年同期1097億7800万円の損失)となった。
セグメント別にみると、エッセンシャル&グリーンマテリアルズの売上収益は6729億円で前年同期から88億円減、コア営業損失は443億円(前年同期は605億円の損失)となった。合成樹脂やメタアクリル、各種工業薬品等は原料価格の上昇により、販売価格が上昇した一方で、事業撤退に伴い、アルミニウム等の出荷が減少した。
ICT&モビリティソリューションの売上収益は4612億円で同199億円増、コア営業利益は597億円で同158億円増となった。ディスプレイ関連材料、半導体プロセス材料である高純度ケミカルやフォトレジストのいずれも、需要の拡大により出荷が増加した。
25年3月期連結業績見通しは、前回公表した予想から変更はなく、売上収益2兆6000億円で前期比6・3%増、コア営業利益は1000億円、当期利益は250億円を見込んでいる。
2025年02月10日