三井化学は2月5日、化学業界の未来を担う優秀な若手人材の確保を目的とし、新卒総合職の初任給引き上げを決定したことを発表した。
引き上げは、学士卒が28万円(改定前より9・4%増)、修士了が30万2千円(改定前より8・6%増)、博士了が35万2千円(改定前より7・3%増)。実施期間は2025年7月1日からとなる。
少子高齢化や人口減少、働き方の多様化など、企業を取り巻く環境が大きく変化する中、同社は、まさに「人」が企業の持続的成長の原動力であると考えており、人材確保のみならず、働きがいやエンゲージメント向上の観点から、初任給を引き上げるもの。
同社は今後も人的資本投資を通じ、「VISION 2030」の実現に向けて、多様性に富んだ有為な人材を確保することで、企業価値向上に向けた変革を推進していくとしている。