光学部品・光学材料・光学加工・光学機器、ガラス関連部品の専門商社のフジトク㈱(東京・北区、岡本雄太社長)が新たなジャンルとして、プラスチック選別機の拡販に力を注いでいる。
同社がプラスチック選別機の販売を始めたのは昨年の10月から。金属関係の展示会に出展した際、「プラスチックを選別できる装置はないか」(フジトク㈱光学営業部山本崇幸課長代理)と来場者から言われたのが販売を始めるきっかけとなった。 同社は現在、ドイツIoSys社製のプラスチック選別機3機種を販売中。その1機種「mIRo Spark」は、対象物に装置に付属されたガンを充てると、透明~黒色のプラスチック材料および難燃剤や添加剤の成分を測定分析できる。
一般的なプラスチック選別機は、近赤外分光(mIRo)と呼ばれる光を当て、その反射を見てプラスチックの種類を判別するが、黒色や濃いグレーなプラスチックは選別できない。「mIRo Spark」は、近赤外分光を用いて黒色や灰色以外のプラスチックの種類が判別できるのはもちろん、特許取得済の「スパーク発光分光(Spark)」を用いることで、これまで選別が難しいとされてきたグレーや黒のプラスチックの選別、難燃剤や添加剤の成分も1秒で検出できる。
検出できるプラスチック材料は汎用樹脂全般からPAやPOMなどのエンプラに加え、PCとPET、PCとABSといった複合素材、難燃剤や添加剤は臭素や塩素、フッ素、リン鉛、カドミウムなど検出可能である。
昨年12月の高機能プラスチック展に同装置を出展したところ、「反響は上々」(山本氏)とのことで、すでに自動車の大手企業から成約があったという。EUでは自動車業界におけるELV規制などが制定され、輸出企業を中心に環境負荷を最小限に抑えることが求められる。「自社製品に使われている材料がどのようなプラスチックを使っているのか、難燃剤、添加剤がどの程度含まれているのかを即座に知りたいというニーズはある」(山本氏)とみて、さまざまな業界に採用を働きかけていく。問い合わせは03(3909)1791まで。