アキレスの25年3月期第3四半期連結決算は、売上高が584億5200万円で前年同期比1・4%減、営業利益は5500万円(前年同期は4億3600万円の損失)、経常利益は5億3200万円(前年同期は2800万円の利益)、四半期純損失は26億3200万円(前年同期は76億3700万円の損失)となった。
プラスチック事業の売上高は289億7300万円で同4・1%減、セグメント利益は3億1200万円で同67・9%減となった。中間財では、車輌内装用資材は、日本・北米・中国市場での日系自動車メーカーの生産減少の影響を受け、前年売上を下回った。
フイルムは、国内外のエレクトロニクス分野向け、並びに主に欧州でのエクステリア分野向けが伸長したが、米国子会社が苦戦し、全体では前年売上を下回った。
産業資材事業全体の売上高は219億6200万円で同2・4%増、セグメント利益は20億5300万円で同82・9%増となった。中間財のウレタンは車輌用が低調に推移したが、寝具・雑貨用が復調し、前年売上を上回った。
25年3月期の通期連結業績予想は前回公表値から変更はなく、売上高は840億円で前期比6.9%増、営業利益は200億円(前期は9億5800万円の損失)、経常利益は500億円(同1億7100万円の損失)、当期純利益は1850億円(同82億1000万円の損失)を予想している。
2025年02月12日