売上収益、事業利益共に過去最高 住友ゴム工業1~12月期

2025年02月14日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は2月13日、決算説明会を開催し、山本悟社長が24年度通期業績と25年度通期業績予想の説明を行った。
 24年度通期業績(IFRS)は、売上収益が1兆2118億5600万円で前期比2・9%増、事業利益が879億4100万円で同13・2%増、営業利益は111億8600万円で同82・7%減、当期利益は98億6500万円で同73・4%減となった。
 売上収益、事業利益共に過去最高となり、タイヤ事業の売上収益も過去最高を更新した。事業利益率は7・3%となり、中期計画の2027年目標を前倒しで達成した。
 国内新車用タイヤは、一部自動車メーカーにおける減産の影響に加え、8月末の台風の影響などもあり、販売量は前期を大きく下回った。国内市販用タイヤは、夏タイヤの販売本数が前期を上回ったが、冬タイヤについては前年を下回った。海外新車用タイヤについては、アジア圏における日系自動車メーカー向けを中心に大きく減少。海外市販用タイヤは、前期を若干下回る販売となった。アジア・大洋州地域において、中国では市況低迷の影響で低水準となった。東南アジアでも総じて市況が低調だったが、アジア・太平洋地域全体では前期並みの水準。欧州地域においては一時的な供給不足もあり、前期を下回った。米州地域は微減となった。
その結果、タイヤ事業の売上収益は1兆463億9400万円で同4%増、事業利益は761億8100万円で同19・8%増だった。
 産業品他事業の売上収益は398億1200万円で同10・3%減、事

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