横浜ゴムは2月17日、中国の吉利汽車グループとスウェーデンのボルボ・カー・グループの合弁会社であるLynk&Coが2024年9月に中国で発売した新型セダンEV「Lynk&CoZ10」の新車装着(OE)用タイヤとして「アドバン・スポーツ・イーブイ」の納入を開始したと発表した。装着サイズは245/50R19 105Wとなる。
「アドバン・スポーツ・イーブイ」は同社のハイパフォーマンスカー向けタイヤである「アドバン・スポーツ・ブイ・イチマルナナ」をベースに、EVをはじめとした電動車の代表的なニーズに応えるべく開発したプレミアムEV向けウルトラハイパフォーマンスサマータイヤとなる。低転がり抵抗のコンパウンドや、排水性を高めるパターンデザインを採用し、プレミアムEVにふさわしい低電費とウェット性能の両立を実現。タイヤサイドには電動車対応商品であることを示す同社独自のマーク「イー・プラス」を打刻している。
「Lynk&CoZ10」はLynk&Co初のバッテリーEVとなる高級スマートセダン。最大航続距離は800km以上で、充電時間15分ほどで航続距離を573km延長する急速充電を実現している。また、先進のテクノロジーと熟練のチューニングスキルにより、加速性、安全性に優れ、ドライビングプレジャーと乗員の快適性をハイレベルで両立している。
同社は2024年度~2026年度までの中期経営計画「YX2026」のタイヤ消費財戦略において高付加価値品比率の最大化を掲げ、その一環として、グローバルフラッグシップタイヤブランド「アドバン」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「ジオランダー」の新車装着を推進している。特に中国市場においてはEVなど新エネルギー車への納入拡大を図っている。
2025年02月18日