昭和ホールディングスの25年3月期第3四半期連結決算は、売上高が65億5000万円で前年同期比3・8%減、営業利益が600万円で前年同期比90・6%減、経常損失が2億6000万円、親会社株主に帰属する四半期純損失が1億8600万円となった。
セグメントのうち、ゴム事業の売上高は16億8200万円で同14・0%減、セグメント利益が9200万円で同44・1%減。ゴムライニング防食施工は東日本における大手施工会社としてオンリーワン企業としての地位が確立され、ゴム事業の中で収益性と競争力が高い事業となる。今期は日本の民間設備投資が減速していることや、第4四半期に売上が集中することなどから低調に推移している。一方、今後長期にわたって残存者利益を享受できる地位を確立しているので、ゴム事業内におけるゴムライニング防食施工への選択と集中を進めることで売上高と利益を増加させられると考えている。
通期の業績予想は、同社グループを取り巻く事業環境が常に大きく変化しており、同社の連結子会社が進出している各国の状況を詳細に精査する必要があり、引き続き業績見通しの公表を差し控えるとしている。