フコクの25年3月期第3四半期連結決算は、売上高が667億9700万円で前年同期比0・9%増、営業利益が37億500万円で同64・4%増、経常利益が32億8100万円で同25・9%増、親会社株主に帰属する四半期純利益が19億200万円で同3・0%増となった。
営業利益は、原材料費や燃料費、労務費等の上昇を合理化効果や売価反映等により吸収したことで増益となった。
機能品事業の売上高は300億100万円で同4・3%増、セグメント利益は38億1800万円で同32・9%増となった。受注が堅調に推移したこと及び為替換算の影響により増収、セグメント利益は原材料費や燃料費、労務費等の上昇を合理化効果や売価反映等により吸収したことで増益となった。
防振事業の売上高は292億2700万円で同2・9%増、セグメント利益は24億円で同53・8%増。受注が概ね堅調に推移したこと及び為替換算の影響、また金具鋼材費や燃料費、労務費等の上昇を合理化効果や売価反映等により吸収したことで増収増益となった。
ホース事業の売上高は35億5300万円で同11・2%減、セグメント利益は1億6100万円で同170・3%増。主に東南アジアでの需要減少が見られたことから売上高は減少したものの、セグメント利益については、原材料費や燃料費、労務費等の上昇を合理化効果や売価反映等により吸収したことで、増益となった。
25年3月期通期予想は前回予想から変更があり、売上高は890億円(前回予想930億円、増減率4・3%減)、営業利益は46億円(同48億円、同4・2%減)、経常利益は38億円(同48億円、同20・8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は24億円(同37億5000万円、同36・0%減)を見込む。