ユニチカが3拠点で取得 ISCC PLUS認証を

2025年02月18日

ゴムタイムス社

 ユニチカは2月17日、グループ会社を含めた国内3拠点でISCC PLUS認証を取得し、マスバランス方式に基づいてリサイクル材料を持続可能な原料として割り当てたナイロン6フィルムおよびコンパウンド樹脂の製造・販売体制を確立したことを発表した。
 2024年12月~2025年1月にかけて、同社の大阪本社と宇治事業所、さらにグループ会社を含めた3拠点において、ISCC PLUS認証を取得した。この認証は、持続可能な資源利用と環境保護に向けた国際的な基準であり、今回の認証取得は同社が掲げるサステナビリティ方針に沿った取り組みの一環となる。
 当該製品は、食品包装材や自動車部品など、幅広い分野のニーズに応えるものであり、サステナブルな製品の提供を通じて、顧客の環境負荷削減目標の達成を支援する。

 今回の認証の対象となるリサイクル材料には、自社のナイロン6フィルム製造工程で発生する端材や規格外品が使用される。これらの材料を外部の協力会社と連携してマスバランス方式を活用した新たな資源としてよみがえらせ、宇治事業所でのフィルムの製造や、グループ会社でのコンパウンド樹脂の製造などに利用することで、様々なサステナブル製品を提供する。このように自社で発生する廃棄物をフィルム事業部と樹脂事業部、さらにグループ会社で連携して活用することで、資源循環型の生産体制を強化した。同社はグループの総合力を活用し、環境に配慮した製品づくりを進めている。

 同社は、「暮らしと技術を結び、サステナブルな社会の実現に貢献する」というサステナビリティ方針のもと、以下の3つの事業に関する優先課題に取り組んでいる。
 ①安全で安心な暮らしの実現、②便利で快適な暮らしの実現、③環境と共生する暮らしの実現。
 今回のISCC PLUS認証取得および持続可能な原料を割り当てた製品の展開は、「環境と共生する暮らしの実現」に直結する取り組みであり、同時に当該製品は「安全で安心な暮らし」および「便利で快適な暮らし」の実現にも貢献する。

 ユニチカグループはこれまでも、マテリアルリサイクルやケミカルリサイクルを活用した製品開発を行い、多様な顧客ニーズに応えてきた。食品包装用フィルム、および自動車や電気電子部品の成形品に使用される樹脂においては、これまでも数多くの問い合わせがあり、すでに製品への採用が進んでいる。今回のマスバランス方式の採用により、さらなる持続可能な社会の実現を目指し、多くのパートナー企業および顧客とともに未来志向の価値を創造していくとしている。

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