住友理工が愛知県小牧市と締結 自然共生社会実現の連携協定

2025年02月20日

ゴムタイムス社

 住友理工は2月18日、2月4日に愛知県小牧市と「自然共生社会の実現に関する連携協定」を締結したと発表した。
 同協定の締結により、生物多様性の保全および多様な生物の生息・生育場所となる地域環境の保全に関する事業の連携・協働を推進する。
 小牧市内には小牧山、兒の森、河川や湿地などの豊かな自然があるだけでなく、「大草のマメナシ自生地」に代表される希少な自然も残っている。自然共生における生物多様性を保全するためには、自然環境を保全することの重要性が求められており、小牧市では自然を保全・再生し、生態系を回復する取り組みを推進している。
 同社は、以前より愛知県小牧市の小牧本社・製作所に隣接する大山川での保全活動や特定外来生物のオオキンケイギク防除、大草のマメナシ自生地の保全活動、助成金による地域団体の活動支援など、事業活動に関わる近隣地域の環境保全・自然回復に積極的に取り組んでいる。
 また、小牧市内の自然共生活動がより活気づくことを目的に「小牧市自然共生パートナーシップダイアログ」を開催し、小牧市内の自然共生に関わる多様なセクター(企業・行政・市民団体・大学など)による協働促進に向けた対話を実施している。今回、自然共生社会の実現を目的に小牧市との協定を締結することで、2025年4月以降、地域環境の保全や生物調査、自然環境学習などの取り組みを協働で実施し、小牧市の目指す将来像の1つである「豊かな自然と人がともに生きるまち」の達成に寄与していく。
 同社グループは、天然ゴムをはじめ、大気や水、鉱物など様々な自然の恵みを利用して事 業活動を行っている。今年策定した「住友理工環境長期ビジョン2050」では、これら自 然の恵みや自然環境を事業活動によって破壊することなく、後世に引き継いでいく責任があることを認識し、自然共生社会へ貢献することを掲げた。
 今後も自然との共生、生物多様性保全のため、近隣地域の他、サプライチェーン全体に活動範囲を広げていく。

協定締結式の様子

協定締結式の様子

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