光学部品・光学材料・光学加工・光学機器、ガラス関連部品の専門商社のフジトク㈱(東京・北区、岡本雄太社長)が新たなジャンルとして、プラスチック選別機の拡販に力を注いでいる。同社がプラスチック選別機の販売を始めたのは昨年の10月から。1965年の設立以来、光学装置やレーザー金属分析機なども扱ってきた同社は、金属関係の展示会で、「プラスチックを選別できる装置はないか」(フジトク㈱光学営業部山本崇幸課長代理)と来場者から言われたのが販売を始めるきっかけとなった。 同社は現在、ドイツIoSys社製のプラスチック選別機3機種を販売中。
「sIRoPAD」は、近赤外分光を搭載したカメラユニットを用いて、プラスチック部品を直接識別することができる装置。黒色以外のプラスチック(フレーク、顆粒、ペレット、破砕材料)の品質や純度、組成をppmレベルで分析できる。
測定方法は、sIRoPADに付属された「セラミック反射板(50×33cm)」にサンプル品を均等に分布し、X/Y軸でスキャンする。プラスチックの素材にもよるが最大200gまで測定できるという。測定データは、タッチスクリーンと、外部のPCディスプレイ上でマッピング表示される。測定中・測定後に気になったサンプルがあれば、ズーム機能を用いて再度計測が行える他、異物混入など疑われるサンプルは、レーザーポインタで場所を指し示し、計測後に異物を目視で再確認することもできる。
測定ファイルは、表形式およびグラフ形式で表示したり、Excelファイルとしてデータ出力したりもできる。測定できる材料は、PETやPE、PP、ABS、POMなどほぼ全てのプラスチックが対象となっているほか、PEとPET、PCとABSの複合材料なども分析できる。
昨年12月に開催された高機能プラスチック展では、金属分析機とともにこれらプラスチック選別機を出品。「sIRoPADは複数人で廃プラスチック類を目視で選別する工場や廃ペレットを使い製品にしたり、廃ペレット受け入れたりしている工場などでの利用も想定している」(山本氏)と語る。同装置に関する問い合わせは03(3909)1791まで。