グローバルに事業を展開する化学品商社兼メーカーのハイケムと、気候テック企業の炭能科技(北京)は2月21日、CO2有効利用に関する先進技術の共同開発と普及を目的とした合弁会社「HighEnergy」を2025年2月18日に設立したことを発表した。
ハイケムは、C1系SEG技術を基盤に、CO2を原料とした化学品製造における脱炭素技術の開発・商業化を推進してきた。また、触媒の新規開発とその社会実装を強みとし、革新的な製品・技術とサービスを軸に、グローバルに事業を展開している。一方、カーボンエナジーは、触媒、反応機器、先進的なプロセスを開発し、CO2を効率的、経済的に合成ガス、合成油、メタノールなどのグリーンケミカル製品に変換するカーボンニュートラルソリューションを提供している。
このたび、両社の強みを最大限に発揮し、以下のCO2有効利用に関する先進技術の共同開発および普及を目的に合弁会社を設立した。
協力分野は、CO2電解による合成ガス生産における技術開発・普及、大気中CO2の海水経由回収技術(eDOC)の開発、レドックスフロー電池のスタック及びシステム設備の開発、グリーン水素生産における技術開発・普及となっている。