バルカーは2月28日、社員一人ひとりが最大限の能力を発揮し、ウェルビーイングの向上と業績への貢献を実現するため、60歳の定年を迎えた社員に適用する人事制度「シニア再雇用制度」を改定し、2025年4月より「セカンドキャリアステージ制度」として名称も変更し、運用開始すると発表した。
従来の「シニア再雇用制度」では、60歳の定年を迎えた後の社員に対し、原則として役職任用や新たな登用が行われず、待遇が引き下げられる仕組みとなっていた。しかし、同社は年齢・性別・勤続年数に関わらず、全ての社員が前向きにやりがいを持って働ける環境整備に取り組む方針を鑑み、60歳との年齢で一律に待遇を下げる制度がそぐわないと考え、新たな制度を導入することになった。
このたび導入する「セカンドキャリアステージ制度」では、定年後も役職任用や新規登用が可能となり、業績、意欲、職責に応じた待遇を実現する。また、社員一人ひとりのスキルや能力、家庭環境に応じた柔軟な働き方を可能にすることで、同社での「第二のキャリア」を充実させることを目指す。
同社はこれまでも、主にデジタル人材向けの「特別高度制度」や、退職後も復職ができる「キャリアリターン制度」、従来の段階的な試験プロセスを超え、性別・年齢・経歴に関わらず、意欲と能力に応じたキャリアアップを可能にする「飛び級制度」といった制度を導入してきた。
これらの取り組みの結果、東洋経済オンラインが2025年2月6日に発表した「中途採用が多いが、勤続年数も長い会社100社」においても、同社が高い評価を受けている。
同社は、社員が生涯にわたり活躍できる環境を提供することで、個々の成長と企業の持続的な発展を両立させていく。今後も、社員の多様な働き方を支援し、より良い職場環境を構築することで、業績の拡大に努めていく。
2025年03月03日