本州化学工業は2月27日、同社の和歌山工場で製造されるビフェノールについて、国際持続可能性カーボン認証/ISCC(International Sustainability and Carbon Certification)PLUS認証を取得したことを発表した。
ISCC PLUSは、リサイクル原料やバイオマス原料などのサステナブルな原料が、製品製造を含むサプライチェーン上で適切に管理されていることを担保する国際認証制度であり、これにより同社はマスバランス方式によるサステナブルな原料を用いたISCC PLUS認証製品の製造・販売が可能となった。
ビフェノールは、パソコンやスマートフォンのコネクターなど耐熱性・精密成形性を必要とする部品に使用されている液晶ポリマーや医療用器具(滅菌器材など)に使用されているポリフェニルスルホン(PPSU)の主要原料であり、情報通信・電子関連分野や医療分野では欠かすことのできない製品。
同社はISCCの最新の規定に則り、ISCC PLUS認証の要求事項に準拠することを約束し宣言している。