三菱ケミカルグループは3月4日、同社グループが日本唯一のメンバーである、低炭素の実現を目指す世界的化学メーカーのプラットフォームGlobal Impact Coalitionが、使用済み自動車のプラスチックリサイクルのサプライチェーン構築のための実証実験プロジェクトを2025年2月より開始したことを発表した。本プロジェクトは、化学およびリサイクル業界の7社(同社グループ、BASF、Covestro、LyondellBasell、SABIC、SUEZ、Syensqo)が共同で行う。欧州において、使用済み自動車のプラスチックリサイクルのサプライチェーン構築のために、世界的な企業が連携するのは初めての試み。
本プロジェクトでは、リサイクルにおける各工程を担う企業・団体との連携の下、100台の使用済み自動車からプラスチックを取り出して10種類のポリマーに分類し、参画する化学メーカーがそれぞれのポリマーの特性に応じたリサイクルを行うことの実現性を検証する。欧州連合のELV指令(廃車由来含む再生プラスチック利用促進)に対応したものであり、得られた検証結果をもとに、多種多様な自動車用プラスチックを再利用する大規模なクローズドループリサイクルの実現を目指す。
同社グループは、持続可能な資源管理に向け、環境対応に伴うモビリティの進化を素材で支えるため、革新的なソリューションを提供し続けていくとしている。